三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

マグロ追いのみなさん

なにかのチェーン店でなにかの注文を待っていました。店員さんは店の片隅に備え付けのスピーカーに注文内容をしゃべりました。ガガーというノイズの様な声で「ハイ」という応答が帰ってきましたので、びっくりしました。なぜ厨房の方と機械ごしに連絡をとらなければならないかをおさかななりに考えた結果、厨房の方は人に見られてはいけない様な姿形をしているという答えに行き着いたのです。
では厨房にいるのはなんなのでしょう。人でないことは確かです。宇宙人か、ロボか、キムラです。しかしやはりあのガガーという機械的なボイスですから、ロボでしょう。これはおさかなのイメージですけれど、ロボの各パーツは全て直方体で構成されていて、頭上には電車のパンタグラフみたいなアンテナがついているボロいやつです。
ボロロボのネジの1本や2本、ごはんの中に混入していてもおかしくないと、おそるおそる食を進めました。
御徒町駅の入り口にパトカー、消防車、救急車が集合してました。うひょーなになにとウキウキ気分でホームに上がれば人身事故の現場なのでした。
被害者はすでにホーム上に上げられて、応急処置を受けているようでした。駅員さんたちが緑のビニールシートを幕の様に広げて、好奇心いっぱいの人たちの視線から、被害者を守っていました。みんな無表情にビニールシートの方に視線を向け、中には背伸びしてでも見ようとする人もいました。多くは会社帰りのサラリーマンとかで、まともそうな人の集団がはげしく野次馬行為に及んでいるところが可笑しくて、笑ってしまいました。
おさかなもビニールシートをなぞる様に歩いてはみましたけれど中は覗けないのでした。