朝の通勤時。東上線の池袋駅で改札への階段を降りていくとき。たまに挙動不振な人を見かけます。見た目は20代後半でスーツ着てる、ごく普通の男。
歩いていたかと思うと、急に立ち止まって後ろを振り返る。前を向いて1歩。また止って振り返る。前を向いて1歩。振り返る。突然後ろへ駆け出す。また前を向き進む。
という、3歩進んで2歩戻る的な動きを多少ぎこちなく実行しているのです。
家を出てから、目的地までこの動きで進んでいるんだとしたら、通常の3、4倍は時間がかかると思います。なんなんだろう。後ろが気になって気になってしょうがなくなる、後ろ恐怖症みたいな病気なのかな。
あ、これぼくのことではないですよ。20代後半で、男ですが、私服です。はあ。20代後半か。そういえばこないだ、「来年で27ですね」と会社のH君に宣告されて、ものすごいショックを受け、わなわなと震えました。ぼくはまだぜんぜん進歩してないのに。いつの間にこんなに時間が経っているんだ。なんか焦らないと。急がないと。わー。
