三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

グレープフルーツ

本屋さんに行くと、鬼才、漫☆画太郎先生の珍遊記の復刻版4巻が目につきました。帯の部分を見れば、大幅加筆修正なんて書いてあるじゃないですか。元の珍遊記は全6巻。1、2巻はとても面白かったのですけれど、3巻からは話がぜんぜん進まなくなってしまって、画太郎先生に苦心の跡は見れるものの、とうとう話をうまく展開することが出来ず、その後だらだらと最終巻まで続いています。そんなだらだらがいくらか解消されたのかしらと期待を抱きつつ、復刻版を買ってみました。

さすが画太郎先生。…とおさかなは肩を落としました。

(´ー`)

加筆修正されていたのは人物の顔や微妙なセリフ回しぐらいで、本編が大きく動くようなものではありませんでした。ただ、帯には大好評発売中と書いてあるのに対して、画太郎先生があとがきで

「お蔭様で、1巻、2巻、3巻とまったく売れておりません」

とぼやている辺りは素晴らしかったのです。

ところでこの珍遊記、復刻版なら4巻、元のなら6巻に電気グルーヴ石野卓球ピエール瀧がちょい役で登場しているのです。電気グルーヴがラジオで珍遊記を紹介したことが登場のきっかけとなったみたいで、その後も画太郎先生とピエール瀧は樹海少年ずーいちという漫画を一緒に作ったりで繋がりがあるみたいなのですね。

画太郎先生と電気グルーヴってなんだか似たようなものを感じるのです。画太郎先生は音楽の世界で言う電気グルーヴ電気グルーヴは漫画の世界で言う満☆画太郎…のような。

ピエール瀧は以前うたばんで「うんこ大好き発言」をしたのですけれど、画太郎先生が漫画でうんこ描きまくりなのですのよね。また、画太郎先生は漫画でこれでもかという程コピーを多様するのですけれど、これは音楽で言うところのループなのでは!?…なんて。

話は変わって、珍遊記が連載するころ、幽遊白書の連載も始まろうとしていたのですけれど、その段階では幽遊白書は幽遊記というタイトルになる予定だったのです。ところがこれでは珍遊記とタイトルが被ってしまうということで、幽遊白書に変更したのだそうな。遊記と白書だと大分イメージが変わりますのう。