三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

ふかふかなやつら

大阪辺りの商業施設にいた。壁にはんなり豆腐がビニールで梱包された状態で何匹かぶら下がっていた。何個か手に取って、裏側を見ると伝票に「りえ」と他人の名前が書いてあった。商品ではない。豆腐専用の修繕サービス。修繕が終わって、持ち主に回収されるのを待つしくみのようだ。りえさんの豆腐は3匹いた。
修繕の出来栄えが気になって、そのうち1匹の梱包を開封した。きれいに開封しようとしたのに、ビニールがビリっと裂けた。これだと、再梱包出来ない。どうしよう。持ち主が回収しに来る前になんとかしなければ。
他人の豆腐を抱えたまま、おどおどしながら、その場を離れて、店内を彷徨った。解決策が見つからず、犯行現場に戻ってみると、残りの豆腐は姿を消していた。持ち主によって回収されたのだ。ぼくが抱えている一匹を除いて。血の気が引いた。何も出来ずにまた、店内を彷徨った。
はんなり豆腐の新作の発表会をやっていた。大人の背丈ほどの高さがある特大はんなり豆腐がステージに鎮座していた。観客はまばらだったけど、熱心そうなファンばかりに見えた。ぼくも思わず、足を止めて注目した。

そんな夢を見た。

はんなり豆腐との付き合いは軽く10年以上だ。何匹かいて、ほとんどは綺麗な状態を保ってるけど、1匹だけ、すっかりくたびれてしまった、やつがいる。洗濯したいんだけど、それによって、さわり心地が悪化しないか心配で、出来ないでいる。

はんなり豆腐は、いいぞ。