三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

庶民

週イチの楽しみ。近所でサウナをキメた。サウナ内のおじさんたちの半分以上は顔見知りのようだ。ぼくは隅で地蔵になり、おじさんたちの会話に耳をひっそり傾けたり、心を無に近づけたりしている。最初はこのアウェイ感に戸惑ったけれど、慣れてしまい、そんなに居心地は悪くは無い。

おじさんたちは、いつもゴルフや相撲の中継を眺めながらコメントしあっている。帰るときはわざわざ、サウナ室の外にいるときでもサウナ室のドアをいったん開け、みんなに向けて「じゃあ私帰りますんで」と挨拶をして去っていく。

「ゴルフ組はもう帰っちゃいました?」と聞こえた。ゴルフ組と相撲組の派閥があるようだ。ゴルフ中継、相撲中継をやってる時間に合わせて、それぞれ来る時間が大体決まっているんだろう。

週ごと同じ時間に行き、同じ様な人員の会話が聞けるというのはゲームの moon を遊んでいるみたいだなと思った。

 

ジョージィのやつ

映画館でやってるITの予習で録画してた金曜ロードショーのITを観た。ホラー映画だと思っていたら、半分くらいはスタンド・バイ・ミー的な雰囲気だった。少年たちの友情とか、ひと回り年上の不良グループからの虐待の描写のしかただとか、スタンド・バイ・ミーそっくり。鑑賞後に調べたら、原作者がどちらも同じスティーブン・キングだった。納得した。

ピエロのペニーワイズより、不良グループたちの所業が胸糞で、胸糞だった。ピエロは悪いやつだけど、あの手この手で楽しく怖がらせてくれるから好きだ。太っちょの子を応援していた。

 

スピーダ

ゲーセンに行くと、グラディウスの新作が置いてあった。

ちょっとツインビーよりのポップな色調でドット絵。レトロに回帰している。横ステージと縦ステージがあるから沙羅曼蛇っぽい。

正当な続編というよりはちょっとひねくれた感じの方向性に残念な印象を受けた。オトメディウスを最初に目にしたときの気持ちに少し近い。それでも新作が出たことは嬉しい。

さっそくプレイしようとするのだけど、そばでやってる他のゲームの大会の人だかりで、狭苦しい。

筐体の脇に立ってるデブが、どいてくれない。どかそうとしても、どいてくれない。

このゲーセンの常連で、その場所はデブ専用の特等席スペースらしい。

抗議すると、仕返しに顔面を殴られてケンカになってしまった。

彼が周りの仲間たちに賛同を得ようとするが、お前クソだなみたいな流れになって賛同は得られなかった。

店員が仲裁になり、場は収まった。

いつのまにか、人はほとんどいなくなり、筐体もみんな片付けられてしまった。

グラディウスの新作を遊ぶことは出来なかった。そんな夢。