三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

集うへんたい

一部の人たちの間では聖戦などと呼ばれているコミックマーケット、略してコミケに行ってまいりました。メンバーは戸田君、非国民、松本、ミヤピカ、おさかなの5名様。おさかなはコミケ初参戦なのです。

コミケというのは自主制作、自主販売をする人たちが集まるイベントでして、このジャンルの中では国内最大規模のものです。

自主制作の本を同人誌というらしいのですよね。おさかなは4、5年前まで、版権ものの漫画のことを同人誌と呼ぶのだと勘違いしておりました。ほらなんか「同人」て言葉がそれっぽいと言えばそれっぽいじゃないですか。それっぽくないですか。

同人というのは自主制作とかって意味でしたでしょうか。語源はなんなのでしょうね。そのまんま自主制作漫画とか自主制作活動とかって言っちゃった方がかっこいいと思うのです。インディーズって言葉は同人に置き換えられると思うのですけれど、同人バンドじゃかっこもつかない。

おさかなと非国民さんはおしごとのため、他のメンバより遅れて、12時ちょっと前にコミケの会場、東京ビッグサイトに到着しました。会場内にはこれでもかと言わんばかりに人がたくさん詰め込まれておりました。ムスカでなくともここは「見ろ、人がゴミのようだ」と言わずにはいられません。

じつはおさかなと非国民さんはお買い物というよりは、このイベントにやって来ている人たちを観察したりするのが目的でしたので、特に行く宛ても無く、しばらく人の流れに身を任せてみました。なんだかちょっとアトラクション気分です。流れの激しいところでは、四方八方からぎゅうぎゅうと圧力がかかりまして、なんなのだこれは。

12時30分ごろ戸田君と合流しました。彼がコミケのカタログを所持しておりましたので、ちょっと拝見させていただきました。人間観察が目的とは言え、せっかくコミケにきたのだから何か買っていかない手はありません。コミケのカタログには各制作グループの1コマCMが1ページに数十コマずつ記載されておりますので、その中から気に入った絵柄とか方針なんかを探しだすのです。そして我々は一際異彩を放つ、ガチャピンのイラストを発見いたしました。目に入った瞬間、「これだっ!」と電撃みたいなものが走りましたのです。

早速そのグループがいるであろう場所に向かいました。しかし、どういうわけかそのグループが見つからないのです。ふと振り返ると戸田君が定位置に留まり、何か合図を送っています。前を行く非国民さんを呼び止め、戸田君のいる位置に行ってみました。そこには青い画用紙が置いてあり、出場停止みたいなことが書かれておりました。ガチャピングループは何らかの問題を起こして、出場停止をくらってしまったみたいなのですね。さすがに電撃が走っただけのことはあると爆笑してしまいました。

結局、おさかなと非国民さんの2人は何も買わないまま、コミケ会場を後にしました。何だか煮え切らない気分のこの2人、帰りの電車内で椅子に座ると、乗客のスケッチ合戦を開始しました。3人掛けの椅子に、真ん中を開ける形で座りましたので、しばらくすると知らない姉さんがおさかなと非国民さんの間に座りました。姉さんはすぐに自分の両サイドにいる人物に異変を感じたようで、ちらりちらりと2人のスケッチ合戦を伺って、にやにやしておりました。おさかなはというと、そんな姉さんの様子を横目で伺って、吹き出しそうになりながらも、スケッチを続けました。非国民さんの様子は姉さんに隠れて伺うことは出来なかったのですけれど、絶対笑うのを堪えているところだ。

目的の駅に到着し、電車を降りて、さっきの姉さんがいないことを確認すると、非国民さんとさっきの状況を振り返り、堪えていた笑いを思う存分吹き出させました。ぶはっぶはっ。

面白おかしい1日でした。