三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

地獄絵図

1時間目が終わった10時50分。水曜日は2時間目が無いので、ちょっと早めのお昼ご飯を食べました。

天気は良いし、風もそよそよと気持ち良いので、その後は大学のキャンパス内のベンチに腰掛けて、読書とシャレ込みました。

恩田陸さんのドミノを読み終えましたのです。職も年令も違う主要人物達が20名以上もいて、みんなに共通するのは舞台が東京駅周辺であるということだけなのです。それぞれの視点でぜんぜん違う話が展開されていき、最終的にはそれぞれの行動がドミノ倒しのごとくそれぞれに影響を与えるのです。

こんなに主要人物がいて、ほいほい話を替えられたら、話の流れとか人物像の把握とか出来ないんじゃないかと思って、おさかなじつはちょっと退き気味だったのです。でも読み進めてみるとこれが以外にも解り易くてさくさくと読めちゃいました。いつもの不思議でやんわりしたおはなしの恩田陸さんが好きなのですけれど、こんなのもいいですね。

夕方、楽団の練習場所に行くと、今日はインパルスというお笑い芸人さんの催しものがあるということで、使えなくなっていたのでした。

建物の前の通りに、見慣れた姿を見つけました。楽団の後輩の人たちなのです。そこで、ちょっと早いけど晩ごはんを食べに行きますかという話になりました。

行ったお店はカレー屋さんです。カレーの辛さを1~10まで設定できるのですけれど、楽団の人たちと行くと必ず誰かは10辛カレーを食べるはめになります。まだ入ったばかりの1年生は強制的に全員10辛カレーに挑戦なのです。他にもお手本を見せなくちゃだとかなんだとかで、結局9人中、7人が挑戦することになりました。

カレーが全員の元に届いたら「れでぃー…ごー!」で食を開始しました。「いただきます」なんてのんびりしたこと言ってられないのです。このカレー、辛さを味わおうなんてゆっくり食べてると、食べきれないのです。いかに辛さを感じずに食べきるかです。途中、水なんて飲んではいけません。食べていると、辛さで舌が麻痺状態と化してくるのですけれど、水を飲むことで舌が元の状態に戻って、新たに辛さを感じるはめになってしまうのですね。食開始4分を切るころにはほぼ全員が食べ終わっておりました。今年の1年生はやり手なのです。2分台で食べちゃった子もいました。

さて、カレーを食べきったら安心と思いきや、そうでも無いのです。麻痺していた舌、唇が感覚を取り戻すにつれて、辛さが口全体に滲み出してびりびりしてくるのです。みな、水を欲してヒーヒーしてました。おさかなもヒーヒーしてました。

後輩のとみーたくんが「もう我慢できない」とかなんとか言って、お店を飛び出していきました。しばらくすると、なぜかケーキの箱が入ったビニール袋をぶら下げて、店に戻ってきました。すぐ近くにある不二家でケーキを買ってきたのです。自分にご褒美なのだそうな。