三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

ヨミの国はすぐ側に

ふと思ったのです。隣人は死んでいるんじゃないかと。おさかなの住むアパートの1室、そのお隣さんの部屋の入り口に、2週間ほど前から体調3、4センチほどの大きなクモが、ででんと巣を構えております。部屋の前を通るときは、頭の上に降ってきやしないかと、とてもどきどきするのです。

ふつうこんなクモが自分の家の入り口に巣なんか構えてたら、気持ち悪くって、早急に取り去るもんだと思うのです。しかし放置です。

そんなことよりこのクモの巣、入り口のドアにも糸が伸びているのです。ドアを開け閉めすれば、おのずとクモの巣は壊れるはずなのです。つまり、少なくともこの2週間ほどは人の出入りが無かったということを示しています。

このアパートはほとんど学生さん専用みたいなところでして、隣人さんもかなりの確立で学生さんです。たまに若い人の歌声がおさかなの部屋にまで届いてきましたので、うん、きっとそうなのです。

大学もあるのに家を2週間も空ける、はたまた2週間もこもるのは尋常ではございません。

まさかとは思いつつも、お隣さんが部屋の中で死んでいるという考えも捨てられません。

2ヶ月か3ヶ月前だったと思うのですけれど、深夜、おさかながもう布団の中でスースー寝ているころ、とつぜんびびびっと頭にあり得ない衝撃が走り、10数秒間、金縛りちっくな状態に陥りました。耳からというよりは、頭の中へ直接、ぉぉおおん…と低い音がこだましております。金縛りと言うと、幽霊とか心霊現象が思い浮かぶと思うのですけれど、おさかながこのとき体感したものはそういう類のものじゃなくて、なんかこう…電気とか科学とか…てくのろじーを感じましたのです。このまま植物人間と化してしまうんじゃないかと不安がよぎりましたが、無事、体は正常な感覚を取り戻しました。しかし、低い音は小さくなったものの、ぉぉぉーんとずっと聞こえるのです。今度はちゃんと耳から入ってきます。この音の発生源を調べようと、闇の中、四つん這いでもぞもぞ動き回りますと、どうやらお隣さんの部屋から聞こえてくるようなのです。

いつまで待っても音が消えません。こんなんじゃ眠れないのです。そこで、布団の上で頭と足の位置を逆にしてみました。すると音は聞こえなくなりましたので、その日はとりあえずふたたび眠りにつきました。

それから今日に至るまで、お隣さん側の壁に近づけば変わらず低音を聞くことができます。

お隣さんが死んでいるとして、その死因は感電死だと思うのです。なんらかのオーディオ機器をいじっているときに感電してしまったのです。オーディオ機器の電源はずっと入れっぱなしになっているので、低音が聞こえるということです。

おさかなの勝手な妄想の話なわけなのですけれど、可能性はナキニシモアラズ。うーん。気になる。気になるなあ…。

(´~`)

話は急に変わるのですけれど、今日も小学校にボランティア活動しに行ってきました。給食の時間、担任を持たない先生方となごやかにごはんを食べておりますと、ぶうぅぅん…と威圧的な音を立てて、アブだか蜂だかが部屋に侵入してまいりました。どきりと全員が侵入者に目を向けます。

「きゃあー、出てけ出てけ」

女の先生なんかがつぶやきます。こんなときは身動きしないでじっとしているに限るのだと、おさかなは石のように固まりました。みんなは相変わらず侵入者を目で追っています。

突然後頭部にバチっと衝撃が走り、びくっ

Σ(゚д゜))

と前につんのめってしまいました。なんと侵入者のあんちくしょうめ、おさかなの後頭部に突撃してきやがりましたのです。そのままあんちくしょうは外へ出て行きました。まるでアバヨと挨拶代わりに一撃をくれたような感じでございます。よりによって、いちばん身動きをしていないおさかなを狙うとはもう、まったく、なんなのだ。