「パジャマ」という響きは出だしのパが効いているのか、猛烈にパーというか、おバカな印象を受けるのです。残りのジャマは邪魔として、邪魔なおバカとパのバカらしさを一層引き立てます。となると、パ・リーグはパーの集まりなのか。
そんなわけのわからない、取ってつけたような前置きはいいとして、今日はファミレス早朝バイトの日。夜担当の人と交代で、店内に入ります。フロアを見回すと、夜から残っているお客さんが結構います。昨日は日曜日でしたからね。窓側の片隅の席に、その中で一際異彩を放つ者たちがおりました。ジャージだらけのぎゃるさんたちです。4人組だったかな。うつ伏せでソファーにべたーっとなって寝たり、隣の空いてる席から椅子を拝借し、そこに足を投げ出したりしています。お話のボリュームもとても大きく、下品な笑い声が店内に響き渡ります。おさかなのイメージだとその笑い声は、げははははなのです。まさにそこは無法地帯。うーん、ジャージ…というか寝巻きだ。この寝巻き軍団め。
寝巻き軍団のうちの1人が、おさかなに遠距離からポテトフライを注文しました。はいはいポテトフライですねとそちらに向かうと、もう1人がいやいらないと言うのです。どっちなのだ。
「ポテトフライ」
「いい」
「ポテトフライ」
「いやいいから」
「ポテトフライ」
「もう金無いよ」
(それは困る)
「わたしが頼むの」
会計をワリカンにするようで、片方の人がお金無かっただけみたいなのですね。少し不安でしたが、注文どおり機械にポテトフライを入力しました。
寝巻き軍団は7時ごろ、お店を出ました。店の外でがしょんがしょん自転車のスタンドを上げる音が聞こえました。寝巻き軍団、自転車で集団帰宅の図はなんだか滑稽ですに。こういう人たちはなるべく朝まで残っていてほしくないものです。さわやかな朝のイメージが台無しなのでございます。