三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

ありがたいお経

嫁になんか臭いんだけどと指摘された。口を手のひらで覆って、口臭を確認すると、半乾きの雑巾みたいな悪臭がした。自分で知覚出来るほどなので、相当臭いはず。昨日の焼き肉うんぬんの影響だろう。つらい。

 

今日は母方の親戚の法事があった。

 

お寺のお堂に入ると、椅子が並べてあった。最前列に座った。坊さんがやってきて、所定の位置に付いた。なんかヘンな臭いがした。半乾きの雑巾とは違う臭いだ。

 

坊さんのお経が始まる。ガラガラの汚い声。咳込んだり、鼻をスンスンさせている。聞こえてくるお経を、渡されたお経本と照らし合わせながら眺めていると、文字が読み飛ばされていることに気づく。鼻のスンスンや、息を吸う音で読んだことにしている。リズム感重視なのか?こんないい加減なお経は聴いたことが無い。吹き出しそうになるのをこらえて、プルプルしながら聴いていた。

お経を終えた坊さんは「時間あるならちょっとお堂の中を見学してかん?」みたいな軽いノリで、堂内を案内してくれた。

一室に、釈迦の木彫りの像が鎮座していた。

「これは私がインドのどこそこに行って買ってきたんだ。どうぞみんな触ってって!きっとご利益あるよ」と自慢げに語られ、親戚一同ぺたぺたその像に触れていた。

 

後ほど、お堂で隣に座ってた親戚に聴くと、坊さんは酒臭かった。お経を唱えている間、手がぷるぷる震えていたとのこと。

 

変な臭いがしたと思ったのは酒の臭いだったのか。ひどい坊さんもいたものだ。こんなやつにお金払ってお経を読んでもらった主催者の親戚がかわいそうだった。