三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

ババ色人生

あー…ぽかぽか。真昼、心地よい日差しを浴びながらのんびりと自転車をこいでおりました。昼間に自転車をこぐなんて大学のある日なんかじゃまずありませんし、アパートじゃ休みの日はおうちにおこもりなのです。あー心地よい。

せっかく実家に戻ってきたのに楽団の用事があって昼、アパートの方に向け、電車に乗り込みました。

まだ時間には余裕があったので川越の駅構内にある書店を散策することにしました。オーケンの3部作、グミ・チョコレート・パインの完結編、パイン編がやっとこさ発売したらしいので、まずは小説"お"の段なのです。が、見つかりませんでしたので何か面白いのないかなあとぶらぶらしますとさくらももこさんの本が3、4冊並んでいるのが目に止まりました。

先日読んだももこさんの"憧れのまほうつかい"はおさかな大ヒットでございました。他の本もきっと面白いに違いないと並ぶタイトルに期待が膨らみます。なかでももものかんづめはベストセラーともなってるらしいので、そんな楽しみはあとにと、まずはなんとなくタイトルが好きな"そういうふうにできている"を手にとりました。

楽団の用事を終え、またアパートから実家へ向かう電車の中でその本を読み進めました。こ…この本…というか、ももこさんはとんでもなひ。本の内容は何項かに分かれ、それぞれにサブタイトルがついているのですけれど、その中のずばり便秘の項。およそ20ページに渡り、ももこさんは便…もというんことの熱い格闘についてこと細かに、わかりやすく書かれていらっしゃいます。うんこの挿絵まで。ページ中には便…便…便…数えたらいったいいくつの便があるというのか。憧れのまほうつかいで感じられためるへんちっくさを見事に吹き飛ばしてしまうような便の嵐。す…すごいよももこさん。断っておきますと、けして本のことをけなしているわけでは無いのです。おさかなはこの熱きうんことの格闘の描写に衝撃を受けました。しばらくはももこワールドにとっぷりとハマってしまいそうなのです。なんというかももこさんの心意気に惚れてしまいましたわ。いやこれはうんこの話だけのことじゃあ無いのですよ

(´~`)


そういうふうにできている

著:さくらももこ

出版:新潮文庫