冬なんかとっくに過ぎた5月だというのに寒いのです。あんまりにも寒いのでストーブを出動させてしまいました。
お腹がすいてきたお昼過ぎ、たまごかけごはんを作ります。炊飯器のフタをがぽっと開けて、しゃもじでごはんをすくいます。そしてお茶碗に盛ろうとしゃもじを傾けますと、あら。
(゜д゜)
ごはんがしゃもじから離れません。なにやらべったりと、しゃもじにくっ付いております。そこで、しゃもじをぶんぶん振り回したりなんだりして、いつもごはんを盛るときの3倍は力を使いました。こんな手強いごはんは初めてなのです。炊飯器の不祥事でしょうか。
たまごと混ぜればごはんも少しはやわらかくなるかと思いきや、ほとんど効果はありません。お箸を握って、ぐりぐりとかき回しました。
やわらかくするのは諦めて、とりあえずごはんを口に運んでみました。うまいわけが無い。炊く前の堅い米粒をかじったときの味が、口いっぱいにもやもやと広がりました。ものすごくまずく、それでいてものすごく体に悪そうなのです。しかし、無闇にごはんを捨てるなんてそんな勿体無いことできません。もったいないおばけが現れて、鐘の中に閉じ込められてしまうかもしれません。
なんとか気合いでこのくそまずいごはんを食べ終えると、もうなんか吐き気さえもよおす始末なのです。
なんでこんなごはんが出来てしまったのかというと、炊飯器をあんまり掃除していなかったのに原因があったようなのです。
夕飯は炊飯器をお手入れしまして、さばをおかずにおいしいごはんをいただきました。