三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

昇天

織姫様と彦星様らしき人がいて、織姫様は子供を欲しがった。すると、着物を着た赤子が現れた。肌はねずみのような灰色をしていた。織姫様はその赤子を気に入らず、こんな子いらないと言った。

川辺には、人の胴回りの5倍はある大きな老木が一本ぽつんと生えていた。織姫様は赤子をその木の根元に置き、あろうことか、赤子の体に針を通してその木に縫い付けてしまった。赤子は顔をクシャクシャにして泣いている。

そんなイメージがぼくの頭の中に鮮明に浮かんだ。この木造の建物が建つずうっと昔、ここでそんなことがあったのかもしれない。

ぼくたちはあの赤子の不幸を哀れみ、供養の儀式を行った。すると、辺りは眩い金色の光に包まれて、赤子の化身と思われる仏が、まるで地面から生えてくるかのように現れた。

仏は感謝の言葉を述べた。

一瞬の出来事だった。木造の建物の中にいたぼくたちは、次の瞬間、見知らぬ土地に立っていた。目の前には、自分の背丈の何倍かと思われる大きな大きな門がそびえ立っていて、門の両端は途切れることなくどこまでも壁が伸びていた。足元には土ではなく、雲が広がっていた。

「なんだこの夢は」

Σ(゜Д゜;)

おさかなはまだ死なないぞ。ほんのり怖くて不思議な夢でした。仏の姿は1年前に恐山で写真に収めたちょっと変った仏にそっくりだったのです。

先日、セガサターンで百物語~ほんとにあった怖い話~というソフトを買いました。百物語というのはそれぞれが怪談を用意し、1つの話を終えるごとに灯された百本のロウソクの内の1つを消していくというものなのです。百の怪談を終え、最後のロウソクの火を消したとき、心霊現象が起きるんだそうな。ゲームはこの百物語をなぞらえたもので、ひたすら百の話を聞く、または読むに徹するのです。

こんなゲームをやってたから、怪談風の夢を見たのだと思うのですけれど、ゲームの中の話に夢の内容を彷彿させるような話は含まれていなかったのです。