三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

今さらサターン

今月6日の日記でもちょっと触れた百物語をクリアしました。クリアと言っても単にボタンを押して読み進めただけに過ぎないのですけれど。クリア後、とくにおさかなの身の回りに心霊現象は起きませんでした。…と見せかけて、実はもう何かに取り憑かれているのかもしれません。

ゲームを始めると最初に、霊を呼び寄せてしまう恐れがありますので、取り扱い説明書に付属のおふだをゲームのパッケージに貼り付けて下さい、また、テレビの前には盛り塩を置き、鏡を用意して…などやたら多くの注文を受けるのです。今まで多くのゲームをやってきましたが、こんなに注文の多いゲームは初めてなのです。ぜんぶ無視しました。憑かれても仕方が無いのかもしれないのですね。

でも説明書に付属のおふだはやたらしょぼいのです。文字はパソコンで使用されてる適等にそれっぽい字体を表記しただけです。また新しい紙だというのに、古めかしさを演出しようとそれっぽく仕上げてあるのですけれど、これがまた安っぽい。こんなもんをパッケージに貼ると、幽霊様を馬鹿にしているようで、返って呼び寄せてしまうんじゃないかと思うのです。

ゲーム最中、鏡だけは必要になりました。だって画面の文字が左右逆さまになるんですもの。

肝心の百のお話の内容なのですけれど、一般の人から話を募集して、厳選したらしいのです。でもその割には幼稚なお話が多い様に感じられました。中には怖いかもと思える話もいくつかあったのですけれど、そのときに画面に映し出されるのが中途半端なヘボヘボなCGだったりして、怖がるに怖がれないのでした。このCGのおかげでこのゲームはかなり損をしているような気がします。

ただサウンド面は立体音響でやたらしっかりしているのでした。BGMも雰囲気のある良い感じのもので、結構気に入りました。中にはどう聴いてもこれはエクソシストを意識しているよなと思えるものもあったのですけれど。

監修をあの稲川淳二が務めているそうです。ところで監修ってなんでしょう。

ゲームの中で稲川さん自信が怪談を語ってくれたりもします。このときは実写の動画を織り交ぜながら、フルボイスで話が進むので、おさかなはもうコントローラーを手放してゴロゴロしてしまう他はありません。このときはお話が怖くても、おさかなには彼のヒゲ面が面白くって、また怖がるに怖がれないのでした。

アイディアはとても良かったのですけれど、どうにも詰めの甘いゲームだなと感じました。ほんとに怖い話を100個集めて、リメイクして欲しいな思います。