三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

雨のち晴れ

あからさまにおさかなのアトピー性皮膚炎は悪化しております。最初は足だけだったものがだんだん上にきて、最後の防衛ラインであったはずの顔までもに被害が及んでいるのです。耳とかまぶたとか唇とか。朝、起きて、お肌のがさがさっぷりを確認すると、この世の終わりの様なものすごく悲しい気分に陥りましたのです。

数ヶ月ぶりに皮膚科の病院に訪れました。先生が嫌味で偉そうな感じの人なので、なかなか通う気になれなかったのです。また、先日の肩の件で整形外科の病院にも訪れました。

病院ばかりで、おさかなってここまで弱々しいやつだったのかと、なんだかいじけてきます。

不治の病や眼帯なんていうのはちょっとかっこいいななんてイメージがあるのですけれど、アトピーって、地味でひたすらみじめなのです。

今日からは本気で治すことに専念しようと気合を入れるのです。これはどういうことかというと、引っ掻くのをひたすら堪えるということなのです。単純なことなのですけれど、これがなかなか難しい。何せ引っ掻いている間は気持ちが良いのです。かゆみは治まってるはずなのに、なんとなく気持ち良いので引っ掻き続けてしまう。するとだんだん刺激が薄くなってくるので、だんだん強い力で引っ掻くようになる。気が済んだころには肌がぼろぼろになっていると。まるで麻薬に染まっていく人の生き様を早回しにして見た様です。

また、掻き始めの最初の一手というのはほとんど無意識のうちに出されているのですのよね。今日、かゆみを意識しながら生活してみたのですけれど、よくわかりました。で、いったん掻き始めてしまったら、前述の通り気持ちが良いので、これを中断するというのがとてもつらいのです。かゆみというのはいわば悪魔の甘~い誘惑なのです。これに耐えるためには手錠でも必要なんじゃないかと本気で考えてしまいました。

無茶な話なのですけれど、時間が有り余り、とにかくアトピーを治したいという人がいるならば、一ヶ月間ぐらい手足の自由を奪ってやれば良いのではなんて。

ところで今日でめでたく21歳になりました。辞めたのに、楽団の人たちから続々お祝いのメールとか電話をいただけてびっくりしました。朝は最悪な気分でしたが、夜はほんとに素敵な気分なのでした。