三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

お鼻としっぽは赤

吹奏楽団の年に1度の合宿は山形県米沢市の山奥にある山荘にて、どんちゃん騒がしく行われるのです。今日はその初日。朝の9時ごろ、埼玉県のはじっこの方からバスは山荘めがけて出発しました。

道中、いくつか観光地に寄って、おさかなも色々お楽しみなのでした。"色々"と書くのはすでにおさかなが寄ったところの名前を忘れてしまったからなのです。印象に残っているのは木製のお魚の形をしたシンプルなケータイのストラップを見つけて、

「これが欲しかったのだ!」

と衝動買いしてしまったことでしょうか。縮めると木魚になってしまいます。おさかなは中学2年生のころよりこの"おさかな"という名前に取り憑かれて、お魚の形をしたものには目がないのでふ。

(゜~゜)

山荘に着き、バスから沢山の荷物を運ぶ作業を終えたら、夕食なのです。初日は練習は無く、観光地巡りそのものなのですね。でも明日からはみっちり練習なのです。

夜、寝る人なんかいないのです。みんなはしゃぎまくりなのですね。おさかなはさっさと押入れで寝ようと思っていたのですけれど、部屋でノートパソコンによる映画鑑賞会が始まってしまい、もったいないので観ることにしました。

映しだされたのは1面同じ色をした、近未来ちっくな4角いお部屋。何にもない部屋なのです。壁の1部分がガシャこんと出っ張り横にずれると、人がもこっと這いずり出てきました。彼は恐る恐る辺りを見回し、前に数歩ばかり進みます。突如身体がビクッと振れました。身体に赤いマス目が滲み出たかと思うと、お見事彼はバラバラと無数のサイコロ型の肉片となって床に崩れ去ってしまいました。部屋に仕掛けられた罠が作動してしまったのです。そんなショッキングな映像で始まるのがこの映画「CUBE」なのです。洋画で、ジャンルはホラーなのでしょうか。知らない内に、迷路のように4角い部屋がいくつも連なるこの謎の空間に迷い込んでしまった数人が、脱出を試みようとするお話なのですね。この絶望的な状況の中でその数人はどんなやり取りをしていくのかが見所なのでしょうか。なかなか面白かったのです。なんだかバトルロワイアルと共通のものを感じましたのです。

映画を観終えると時間は深夜の1時になっていました。さあもう寝ようと思うと、

「次何見よっかー」

というお声が掛かりました。

Σ(゜Д゜;)マダミルノー!?

そんな次の映画は猫の恩返しなのでした。まったりして深夜3時。明日の合奏はコリャ絶対何処かで寝てしまうなと思い、押入れに戻りました。