三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

「待たれよ」

眠れないので朝3時にふとんから飛び起きました。ゲームなりなんなりもじゃもじゃとやっていると、眠くなってまいりました。時間は7時。10時からみんなで映画を見に行く約束があるので、ずっと起きていようとしたのですけれど、うーん、眠い。ケータイの目覚ましを8時50分から9時にかけて1分刻み、計10回としつこく鳴るようにセットしてふとんに潜り込みました。

しかし、眠いおさかなはこのしつこいアラームを全て突破してしまい、ふとんから出れたのは9時10分ごろでした。集合時間に間に合うかどうかは非常に微妙な時間帯です。どんなに時間があまっていようとも、ぎりぎりの時間で行くことになってしまう。きっとそういう体質なのですよ。自然とため息が出てしまいます。

今日観るのはハウルの動く城なのです。元が姉さんだとしても、おばあさんが主役とあって、どうもイメージが悪いのですよね。何人かに観に行こうと誘ったのですけれど、興味が無いと言う人も数人おりました。おさかなもやはり、あのおばあさんの顔が浮かぶとどうもつまらなそうな感じがしてしょうがない。でもそんなおばあさんのイメージだけで映画を観るか観ないか判断しちゃうのは安易過ぎるのだ。

ハウルの声優さんがキムタクなんですよね。声優の領域を侵すなあとかみんななんだか否定的だったのですけれど、違和感はありませんでした。声優さんの仕事っぷりはよくわかんないのですけれど、ハウルの声はキムタクで良かったと思います。

さてさて内容の方なのですけれど、今までのジブリ作品を寄せ集めてごった煮したような印象を受けましたのです。登場する戦艦はナウシカ。動く城や羽ばたく乗り物、指輪から出る光線などはラピュタハウルとソフィーが街中を飛行するのは耳をすませばを連想します。ハウルの色々な場面で他のジブリ作品を連想させられるようなところがあるのです。これはなんだ。狙ってやっているのでしょうか。先に挙げた指輪光線なんかほんとに飛行石光線そのまんまなのです。

話はほんわかのんびりとした雰囲気がずっと続くのかと思ってたのですけれど、上記の通りごった煮状態。とても楽しめましたのです。

ただ、話の終わり方がいまいちすっきりしないのです。もう閉店時間だから帰った帰ったというようなずいぶん乱暴な終わり方だったように感じます。それは言いすぎだろうか。

そういうわけで、これは絶対見るべきだとは言わないけれど、見ても損は無いという感じなのでした。

あ、音楽は毎度のことながら、久石譲さまさまでございます。文句無しなのでした。

ところで、映画の前には色々と他の映画の宣伝やらが入るじゃないですか。その中でゴジラが出たのですけれど、なんだかがっくりしてしまいました。CMを見た限りだと、あれですよ、戦隊もののようなノリなのです。人間メインの戦闘シーンなんかあるようで、なんだこりゃ。完全にお子様向け映画になってしまったのでしょうか。

当初、ゴジラゴジラVSデストロイアでおしまいという話だったのですよね。その後、ハリウッド版ゴジラが上映されまして、あんなのゴジラじゃないと。ほんとのゴジラとはこういうもんだという勢いでふたたび日本のゴジラが始まったという経緯があったと思うのです。しかし、今度のゴジラはもうゴジラじゃ無さそうです。