0時を過ぎて今日になってしまいました。色々やることがあるから早く寝ようと思っていたのに。パソコンに触れる手は止まってくれないのです。パソコン版おさかなの不安定世界の入り口に使用するイラストを、パソコンでいじっているのです。いままでは「いらっしゃいませ」と微笑ましくとんかちとワラ人形を持った娘さんがお迎えしていたのですけれど、今度は言葉を入り口らしくないようにしようと考えましたのです。キャラクターが布をぶら下げたイラストを描いて、あとでその布に何かメッセージを入れられるようにしておきました。というわけで「呪われてしまう」というメッセージを入れてみました。布を持つキャラクターは笑顔なのです。初めてこのページにきてそんなメッセージを見た人はどう想うのかしらん。うふふ。
(つ∀`)
結局パソコンをいじっていたらいつの間にかバイトに行く時間になってしまいました。朝の4時30分なのです。
バイトが始まって30分ぐらい経ったころでしょうか。ぴよぴよと入り口のセンサーがお客さんがやってきたことをお知らせします。1人の姉ちゃんといった感じの人だったのですが、
「お手拭きを30枚ぐらい下さい!」
とかとんでもない事を言うのです。お葬式の席で使うとかでどうしても必要なのだそうです。他の店で売ってないのですかと聞くと、少々怒りっぽく
「売ってないからここに来たんです」
と言うのです。こんなお客さんでもないお客さんにお手拭き30枚も渡しちゃって良いのだろうかと、おさかなは曖昧なことを言っていると、姉ちゃんはじゃあもう良いですといった感じで背中からむかむかオーラを放ちつつ店を去っていきました。ここはファミリーレストランすかいらーくなのです。
とは言えお客さんをむかむかさせながら帰らしてしまったことにおさかなは少なからず動揺してしまい、その後30分ぐらいつまずいたりコップの水を溢したりミスを連発してしまいました。あっ、つまずくのはいつもなのでした。靴を新しくしたせいだと思うのです。いや、ボケだからでしょうか。
6時20分ごろ今度はお店に電話が入りました。すかいらーくでは数年前から電話注文みたいなものを受け付けているので、それ関係のお電話なのでした。でもそんな注文を受けるのはおさかな初めてなのです。とりあえず注文を聞いて、お客さんの電話番号を聞いて、電話を切りました。その30秒後に気づいたのですけれど、電話注文は朝の10時からなのでした。
「あ…」
声を漏らさずにはいられません。急いでお客さんに電話をして、今の注文は無効だったことを告げました。するとお客さんの方は
「いや、もう店向かってるから。作って」
あわわ
(゜Д゜;)
厨房の人には、朝メニュー担当の人、夜メニュー担当の人なんかに役割が分かれていまして、実は今日の早朝担当の方はその電話注文のメニューを作れないのです。それでもお客さんは聞いてくれず、多少ものが変わってもいいから作れともう半分キレ気味なのです。こりゃどうしょもないとヒヤヒヤしながらとりあえず電話を切りました。厨房の人には無理を言って、なんとかメニュー作ってもらえることになりました。10数分後、お客さんが
「来たよ」
と半分脅し気味にやって来ました。
「まづい。こ…怖い人だ」
色メガネで口ヒゲをやや生やし、パンチパーマ気味の40代ぐらいのいかついおっさんでした。
「や…やくざさん!?」
おっさんは入り口付近にあるソファーにどっかと腰掛けました。その後30分ぐらい掛かって、ようやく注文の品をおっさんに渡すことが出来ました。その30分間いつ怒鳴りだすんじゃないかとヒヤヒヤものなのでした。さんざん時間をとらせて、品の方も注文とは大分違ってしまっているかもしれないので、とてもお金なんて頂けませんと、おっさんのは払おうとしたのですけれど、そのまま帰ってもらいました。そのお値段およそ5000円。おさかなの完全なミスなので、全額負担なのです。しょうがないことです。
(;∀;)
夜中に何気なく書いた「呪われてしまう」。その効力は数時間のうちにおさかなに降りかかりました。
でもこれも良い経験なのです。