三途の川おさかなのブログ

だらだらしている

豊作じゃあ

夏休みがやっと明けましたのです。明けましておめでとうございます。大学に行くと

「あー、そうだこんな人達いたいた」

と話したりしたことは無いけれど知っている顔がちらほらと見えて、大学が始まった感じがもわもわ浮かんできました。

学校での行事はお昼前に十数分で終わりました。そこでお昼を食べたら、自転車で本屋さんに向かいました。自転車は無料で人の移動速度を数倍にはね上げるものすげえ乗り物なのです。

本屋では最近気落ち気味なおさかななので、なにかなごめそうなものを探しました。今、夢野久作さんのドグラ・マグラを読みかけているのですけれど、とても今の気分だと読み進めることが出来ないのです。この本には大槻モヨコの名前の由来となったモヨコさんが出てくる他、筋少の外道節のモチーフっぽいキチガイ地獄外道祭文という文章が出てくるのです。ちゃかぽこちゃかぽこ。

ふいに赤い表紙が目に止まりました。ファミコンソフト、MOTHERの小説版なのです。ゲームボーイアドバンスの方でちょっと前にMOTHER1+2が発売されたのに合わせて、昔あった小説を復刻したようなのですね。これはちょっと興味ありなのです。

ついでオーケンの新刊、90くんところがったあの頃を発見しました。目次を見てみると、最初の項が「大槻ケンヂAV出演」。さささすがなのです。この2冊を買い、うきうきしながら大学のベンチに向かいました。

オーケンの本を開き、さてどっから読もうかなとふたたび目次を眺て、最初に読んだのが「これこそが'90年代!?新世紀エヴァンゲリオン放送スタート」。次が「手塚治をパクッた?『ライオン・キング』日本公開」。…おさかなってやっぱりアニメ好きなのね。自然とその項目を続けて読んでしまう自分について色々考えていました。

また、この本にはオーケンのコギャル姿が載っているのです!!

MOTHERはゲームの方をやっていたので、懐かしく感じましたのです。文章がちょっと子供向けのような語り口で、ほんわかした気分になりました。主人公の男の子がゲームの都合上なのか、一切しゃべらなかったのですけれど、小説ではちょっと乱暴な口調でしゃべっていて、おさかなの思い描いていた主人公とにギャップを感じました。これから読み進めるのは楽しみなのです。


「90くんところがったあの頃」 大槻ケンヂ著 角川文庫

「MOTHER」 久美沙織新潮文庫